太陽光投資をされている皆さん!
パワコン用の電気契約は何でされていますか?
パワコンってこんなに電気を使うの?って感じている方はいませんか?
今回は東京電力エリア、低圧太陽光(50kWクラス、パワコン9台)の月々の電気代を2000円から500円未満にしたコスト削減方法を紹介します。
紹介内容は契約を『定額電灯』⇒『従量電灯A』というものです。
既に契約が定額電灯ではない!という人は余計な時間をかけさせては申し訳ないのでスルーしてください。
東京電力の契約の種類
電灯
定額電灯
電灯・小型機器用
総容量 400VA以下
従量電灯
従量電灯A
最大電流5A以下
定額電灯を適用できないこと
従量電灯B
10A以上60A以下
従量電灯C
6kVA以上50kVA未満
臨時電灯
臨時電灯A
1年未満の契約
総容量3kVA以下
臨時電灯B
1年未満の契約
40A以上60A以下
臨時電灯C
1年未満の契約
総容量6kVA以上
公衆街路灯
公衆のために設置された電灯用
電力
低圧電力
50kW未満
200V(3相3線式)
臨時電力
1年未満の契約
50kW未満
200V(3相3線式)
農事用電力
農事用のかんがい排水のための契約
50kW未満
200V(3相3線式)
太陽光パワコン契約可能プラン
定額電灯・従量電灯、低圧電力の3種類
パワコンの規格、消費電力
- 待機電力5W未満
- 運転時はパワコンが消費電力のすべてを発電にてまかなう
- 100V、200Vはパワコンによって異なる
パワコン9台の場合
5W/h×9台=45W/h
パワコン稼働時はパワコンの電力消費はゼロ。
待機時間を12時間と仮定すると(日が出ている時間12時間)
45W/h×12h=540W
1か月30日計算の場合
540W×30日=16.2kW
コスト比較
太陽光で契約可能な定額電灯、従量電灯A、(低圧電力)の比較をしてみます。
圧倒的に従量電灯Aに優位性があります。
ゆとリーマンは実際に定額電灯契約時月間2000円前後だった電気代が従量電灯A契約に変更することで250円~350円にコストダウンしました。
※再エネ賦課金などで多少計算値と差異が発生します。
月間1500円のコストダウンでも20年という長い期間で考えるとかなりの効果です。
1500円/月×12か月/年×20年=36万円
従量電灯A契約の方法
従量電灯Aの条件
最大電流5A以下
定額電灯を適用できないこと
定額電灯の条件
電灯・小型機器用
総容量 400VA以下
したがって従量電灯Aにするためには
400VA(4A)以上5A以下の狭き門をクリアすれば良いわけです。
パワコンの必要電流は電圧を100Vとすると、0.45A(=45W÷100V)
プラスで4Aくらい電気を使えば良いだけです。
太陽光設備(集電箱)にコンセントを追加すればオッケーです。
コンセント追加工事の費用は5万円前後だと思います。
いろいろ見積もりを取ってみてください。
コストがかかるのはココだけです。
5万円で35万円の経費削減ができるので良い投資だと思います!
コンセントを追加したら電気工事会社から定額電灯から従量電灯に切り替える申請を提出してもらえば申請は完了です。
ゆとリーマンは個人からの申請で定額電灯から従量電灯に切り替えてくれと東京電力に依頼しましたが断られました。
しかし管轄によって対応が多少異なるかもしれないのでダメもとで個人で試してみても良いかもしれません。
申請内容はどんなものに電気を使うか?製品規格の記載のあるものの提出を求められます。
ゆとリーマンは汚れたパネルを綺麗に磨くと言ってポリッシャーで申請しました。
ケルヒャーとかもイイかなーと思ったのですが電力が高すぎてダメでした。
合計400W程度になるように皆さんも選んで従量電灯Aに変更してみてください。
結論
『定額電灯⇒従量電灯A』で太陽光投資の電気代を1/5、20年で30万円レベルのコストメリットが得られる。
電気代削減効果
1500円/月 (2000円/月⇒500円/月)
36万円/20年
費用
5万円程度 コンセント追加工事
要件
太陽光設備の電流が『4A以上5A以下』になるようにする
要件達成手法
高圧洗浄機、ポリッシャーなどの説明書をひたすら確認して合計400Wの組み合わせを見つけ出す!
申請方法
電気工事会社に申請して頂く。
その際、具体的にどんな機器をしようするか規格の分かる資料提出が求められる
まとめ
5万円の投資で36万の費用削減が可能です。
5万円÷1500円/月=33.3ヵ月
2年半くらいで回収可能です!
良い工事会社を見つけられればもっと自己資本回収率は高まります。
良かったら参考にしてみてください!